事故発生直後の模様をようやくイラスト化できました。(追記 10/31)
お嬢様方はこの3連休をいかが過ごされまして?
私は金曜から始まった喉風邪のせいで、土曜夜(3月18日20時より)の女装パーティーイベント『プレシャスナイト』(以下プレナイ)以降の予定をこなすことができませんでした。日曜日と春分の日の月曜はほぼ寝て過ごすという残念な有様でしたわ、トホホ。
大盛況のプレナイ35にて
Mar. 18, 2017, 23:00 House Bar MUSE, Nishitenma Osaka
プレナイ35は大入りでして、会場も踊り場の喫煙スペースも身動きが取れないほどでしたわ。ところでプレナイはまれに惑星直列のように大混雑の回がありますの。次回(4月15日土曜)はきっと平均的なプレナイですので、ご興味のある方はどうぞ安心していらっしゃればよいですわ。
さて、私が踊り場におりますと外から帰ってきたお客が話していたことが耳に入りましたの。そうそう、プレナイは再入場に制限のない太っ腹なイベントですので、フラッと中之島のお洒落な夜景を眺めに行ったりなど思い思いにプレシャス(貴重な、愛しい、かわいい)なひと時を過ごすことができますわ。
「ヤベェ、人が死んでるよ」
私のプレシャスな気分に冷や水をぶっかけたのは外から帰ってきたお客さんが発した先の言葉でした。
すぐさま階段を昇って歩道に出ますと、フロントガラスを凹ませた車とその前に横たわる人影を認めましたわ。道路のこちら側と向こう側で遠巻きに事態を眺めている方は数人づつ居りますが、救護や交通誘導は行われていません。
“死んでいる”とのことでしたが一応確認に参りますと、幸いなことに心拍があり、浅く小刻みななものですが呼吸もしていましたわ。頭に血溜まりができていて下手に動かすと危なそう、声かけくらいしかできることが思いつきません。
「おっちゃん、大丈夫だぞ」
手を握ってテキトーにポジティブなことを大声で伝えておりますと、間もなくやってきた女装さん達が交通誘導を始めてくれました。
私の右に駆け付けた女装さんの提案で内ポケットから身分証を確認してお名前で声掛けをできました。プレナイ主催者の亜希ちゃんは、気づけば私の左に居てくれて心強かったですわ。
それにしても、ああいった時間の過ぎることの遅々たることといいましたら。救命士さんが駆け付ける前にポックリ逝かれやしないかと不安でしたのよ。
自転車の男性が重傷 女装の天使達が救護
この件で私が違和感を覚えたり印象的だったのは次の点ですわ。
- 誰も救護などをせず遠目に眺めていただけ
- 交通整理などで最も積極的に行動したのは女装さん達だった
あの場で最も規範的だったのが女装さん達だったワケ、これにつきまして私の考えを書いておきます。
女装の動機は様々ですが、ソレが“理想の人物像になりきること”という方がいらっしゃいますわ。私もですのよ。
ですから女装をしていないときとでは行動が変わってきます。私にとって理想像を演じるということは規範的であったり献身的に振る舞うということですの。そんな女装さんが巷に増えますこと、これはなかなかに素敵なことではありませんこと?
翻って私が女装をしていなければ傍観者に留まっていたかもってことですわ。
おっちゃんのその後
おっちゃんが一命を取り留めたとは、Yahoo!ニュースで知りました。3連休をエンジョイし損ねた不運なおっちゃんのなるはやの快復をお祈りいたしますのよ。
18日午後11時頃、大阪市北区の西天満交差点の近くで道路を直進していた車が、横断しようとしていた自転車に衝突しました。
この事故で自転車に乗っていた60歳代の男性が首の骨を折る大けがをしました。